2017年10月07日

 未分類, 美術解剖学, 美術解剖学レポート

日常動作を観察しよう

一つ前のポストでお見せした外国人モデルの座り姿、立ち姿。
ああして写真で見たら描けますけど、想像できる写実的に、リアルに描くのは難しいですよね。止まっていたら描けるけど動いたらどう動くのか分からない。

 

人間のどこが動くかと言えば骨であり特に関節です。その骨の動きに合わせて筋肉が動くのかと言えばその逆で骨を動かしているのは筋肉です。では筋肉の勉強を先にしたいいのかと言えば、筋肉がついているのは骨なのです。

 

そういう人間の普段の暮らしの中での姿。  これを解析しようと開いたセミナーが9月23日の東京での「日常動作の美術解剖学」でした。

 

 

ウオルトディズニーのスタジオは何度も同じ動作をモデルにしてもらって、アニメーター達は気が遠くなる時間を費やして動きをマスターしてきました。今の時代は美術解剖学があり論理的に知ったうえで観察をすることができます。

 

これはディズニーのアニメーターの苦闘の跡 ↓ いまの人と同じようなところに苦心したような跡がありあり。

 

 

で、東京ではモデルのTOMOにスリップを30回ほどに脱いでは着てもらい、時に普通に、そしてスローモーションで動きを見ました。これはただ座っているところ、なのですが座っているだけでも「えー、なんで?」という部分を発見。聴いても解らないところは触らせてもらいます。

 

 

本で見ても解りません。
実物を観る事、可能ならば触らせてもらう事。理解と納得の積み重ねはそれしかありません。

 

 

 

こんな風に真剣に取り組んでいただくと、協力するモデルも張り合いが出ます。

 

 

なるべく毎月開けるように、頑張ってます~☆彡