経験のある良い美術モデルは
自分の骨組みと肉付きの特徴を利用して
さまざまな形を表現しようとします。
時には自分では好きじゃない特徴も
逆手にとって利用します。
首からお尻まで
人の骨は頚椎(首の骨)、胸椎(肋骨の背中側)、
腰椎(腰の辺りの骨)そして仙骨(骨盤へ)と
それぞれ違う独立した部分がつながっている。
でも肉と皮を通した外見からは、
それぞれの骨が別々では無くて
一連の流れとして表現することが出来る。
モデルの体脂肪が少ないとき、
この表現が可能になる。
自分の特徴を生かすことが表現の幅を広げる。
写真家:Joris Van Daele
美術モデル: Sabrina
これをはじめてみた絵描きはこの骨が何なのか
正確にはわからない、
ちなみにこの作品のタイトルはback and hand、
背中と手。 そのものズバリだ。
解剖学的にわかって描くと、きっと面白いと思う。