2012年01月07日

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事実よりもだいじなこと

あー、また4日も更新できませんでした。

年が改まっても、忙しいものは忙しい。


 


10日から3日間だけドイツへ行きます。


行って帰って合計三日、このパターンは


どこから、いつ太陽が昇るんだかわからなくなるんです。


朝起きたら、ここはどこだったっけ…


健康に悪いこと、この上なし。


 


ただ、そのまえの9日には


先の記事で書いたロダン彫刻のヨハネを


大阪で終日通しでやるから、それをやりきってから。


皆さんの力作が楽しみ。


 


さてこのヨハネ、見てもらうと。。。


人が歩くときって、このように両足がついている


事は無いとおもいませんか。
    ↓ 両足に注目 !



 


●後ろの足の裏が完全に地面についていたら


前の足のつま先はまだ上がっているはず。


 


● 前の足の裏が地面についているならば


後ろの足はカカトが上がっているはず。


 


じゃあ、このヨハネはホントは立っているだけなのか!


でも彫刻としては前に踏み出している表現ですよね。


 


結論としてこの左足、少し長く作ってあります。


なーんや、それ、と思うべからずですヨ。


表現しかたったものが何なのか。


その方が現実よりも重要なわけです。


マニエリスム、がここに出ています。


 


ヨハネのモデルはイタリア人の農夫。


この農夫を見たとき、ロダンは歩くということをテーマに


製作することに決めたといわれています。


モデルからのインスピレーション。


これがこの作品のキモだったわけですね。