2012年01月30日

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東京藝大で集中講義

東京藝大で最初に 『美術解剖学』 の講義をしたのは
欧州に留学していた森鴎外です
医者であって文学者だったわけですけど、
教育者として藝大で教鞭もとっていたとは。
やる人は三つも四つもやるんですね。
その伝統ある藝大の美術解剖学教室
布施准教授の生徒さん向けに
ボクが代わりに集中講義をやらせてもらいました。
(骨格標本や、頭蓋骨が並んでいる棚。
ストーブがあると、おー教室~、という感じです)

右にぶら下がっているタツノオトシゴみたいなものは、背骨です。
ここで、ボクが自分のカラダを標本にして
血の通う生身のカラダの人体構造を説明しました
説明、というよりある意味ショーなのですが、
本に書いてあることを実物でみて納得してもらう、
そういう時間にしました。
さすが藝大、みなさん知識はさすが。
それでも実物で見たことがないという部分、たとえば肩甲骨が
20cmちかく移動することや、腕が360度回る
その回り方など、初めて見て喜んでもらえたようでした。
(昔の藝大生が学んだ教材、という絵も見せていただいた。
ネット全盛のいまじゃあ、どうということないですけど
当時の藝大生が少ない情報からなんとか学ぼうとした様子が
垣間見えます。)