昨日、記事に載せた本宮氷さんの絵を見て
感情移入の”入れどころ”について考えさせされた。
感情が入るところは、
すべからく観るものに何かを想起させるんですよね、きっと。
写真アートは、また絵とは違った手法で
撮り手が感情を移入します。
ボクの見るところ、性がかなり如実に反映される
そういうものが多そうな。
『性』という文字は、りっしんべんに生きると書く。
この、立心偏(りっしんべん)は 『心』という文字を
タテに書いたものから来ているんで、
ズバリ心の状態を表す文字につかいますね。
悦ぶ、怖い、忙しい、快い、とか。
心を亡くす、のが忙しい。
心が開いて気持ちいい、が快い。
心が生きる、が性です。
セックス、性なしに生きてない、ということなのですね。
当然感情移入がそこに来るのはあたりまえ?!
さて、この1枚。
男性の写真家さんに良くあるものですねー。
ハイライトスポットがお尻に当たって、
ボクは男ですから、キレイです。これ。
ちょっとエッチのスパイスがよく効いている。
男性が女性を撮る時の、王道を行く1枚。
状態部分の遠近法を誇張して、さらに光も落としている分、
お尻に目が行く。
脚フェチのボクにもこれはアピールしてきます。
(それにしても、お尻の肌、キレイにメンテしてますね。
コツが知りたい)
女性は、これをどういう感情で見るのでしょう。
その、ちょっとエッチという部分が男女で違う分、
感じ方には興味があります。
モデルはアメリカ人の女性です。
下は以前にもつかった1枚ですが
これはボクです。
写真家は女性のYUKIで、上記の写真作品に比べると
光の回し方がソリッド。 これは横浜の写真美術館にあります。
ハイライトがあちこちに点在しているところは、
撮り手の女性性が現れているといえないでしょうか。
昨日の、本宮氷さんの絵から、
ここらの写真を引っ張り出して思い入れの入れ所。
つらつら考え、いろいろ思う。
楽しい、わずかの30分。
さあ、また仕事。