ここに掲載したアリアスは、
東京ROJUE常連さんのNさんの1枚です。
これをみて、あー、なんと人間らしい、と思いました。
対象は石膏という物体ですけどね。
市松人形は人形という物体だけど
むかしからこの人形は、ほんとの子供のように可愛がられてきた。
職人が、『命を吹き込む』 といってつくりあげると
このように”モノだとわかっているんだけど命がある”と感じる
そういうものが出来上がります。
（市松人形、このように女の子がモチーフ）
石膏デッサンと市松人形は、とても似ていると思いますね。
命を吹き込むと、冒頭のNさんの1枚のように
目の表情がでてくる。
Nさんはとても暖かい気持ちを持った人でして、
それはやはり絵に出る、のでしょう。
絵かきの人となりが、絵に出る。
モデルの人となりもポーズに出る。
にじみ出るものは、ほんとに面白い。