あたしゃ現代アートなんですよと
正面きってやっているひとは
それはそれなりに、あーそうなんだとおもって
その作品を見てます。
ファインアート、というと観点微妙、
人物デッサン、に焦点が絞られると安心してみられる。
いろんな方々からいろんな依頼をいただく、
われわれ美術モデル。
ボクのような男性モデルに求められるのは、
わざわざ依頼をいただくという意味は
やはり筋肉に焦点が当たっているときが多い。
ペンシルバニアの画家、Philip Gladstoneは
本人が男性でモチーフもほぼ男性だ。
作品はkneeling made nude 、無題。
ところがー、
右脚、おかしい、こんな風に筋肉は走らない。
右わき腹、おかしい、ミッシングしているパートがある。
肩口から腕、とてもよくとらえているのに
おかしな部分は、残念ながら解剖学的におかしい。
とまあ、こういう風に見られてしまいます。
人の視覚は、違和感を一つ発見すると、
他にも違和感がないかを探しに行く習性がある。
せっかくの作品が粗さがしの対象にならないように、
ちゃんと描きたい、
そういう方が美術モデル依頼をしてくださる。
だからボクも、一所懸命に、やります。