2013年04月07日

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放蕩息子

ボクは高校生の時にバンドをやっていました。
高校ぐらいの時って、よくある話ですよね。
絵にはまったく才能はないものの
ヘタの横好きで音楽は一所懸命でした。
パートはキーボード。 
ピアノができるからキーボード、じゃなくて
なんとなくカッコイイからキーボード、でした。
ということは、いちから鍵盤に向かい合うことになります。
ドレミは分かっても、運指が分からなきゃ弾けない。
頭で分かっても訓練していかないと指は動かない。
そしてどう訓練したらいいのか、さえわからない。
そこで妹が小学生の時にやっていた 『バイエル』を
引っ張り出してきて独学で家で練習。 
友達は『コードを弾き下ろしたらええやん』
というからコードを弾き降ろしてヴォーカルをつければ
短時間で一曲マスターできます。でも、所詮は真似事。 
基礎の無ささはしみじみ感じました。
バイエルは基本中の基本で同じ事の繰り返し。
でも高校生のボクはそのとき基礎の凄さを知りました。
うまくなくても、とにかく弾くには一定の基礎と法則の
マスターが要ることに気がつきました。
絵で言うと社会人の人が今更デッサンをやってどうなる?
と聞くことがありますけど、遠回りしたくなければ
基礎をしっかりやることですよ。
漫画を志向する専門学校生でも中には
基礎やクラッシックをしっかやろうという子がいて嬉しいですね。
お絵かきBBS.com
という、おそらくもう死んでいるサイトかな、
そこに出ていたお絵かきです、明らかに、ロダンの 『放蕩息子』
がモチーフでは?! とおもったら、
作者コメントに、やっぱりそう書いてある。

ロダンの『放蕩息子』 はこれです ↓
(ちょっと小さいけど)

温故知新。 新しいものを生み出したいなら
今まで人が積み上げてきたものにも目を向けてみてはどうでしょう。
人類が今まで積み上げてきたもの、を基礎と呼んでいるのです。