少し前のポストをいま掲示するのですが、大阪に海洋堂というフィギュア制作では大手の会社があり
そこで立体のモデルをやらせていただきました。社員の皆さんが土日の休みを返上して会社に出てきて終日黙々と粘土に向かいます。
このところ立体のモデルをやらせていただく事が多いボクですが立体となると製作者はそれで仕事をしているプロ、が対象になりまして
とにかく熱気が違う!と感じる事しばしばです。
「ムーブマンを見抜く」これが立体の方にはまず必要な事でして、その土台は骨盤と肋骨の捻じれる向き、
これを見抜かないといけません、一見簡単におもうでしょうけど、360度ぐるっと見てみると、あれー、どうなってんの?
と首をひねる人も少なくありません。皆さんが熱心に観察して手を動かしました。
ディーテイルじゃなくて、動勢!! ちょっと難しいポーズなのですよ。重心はどこ?軸足は右のような左のような。右に旋回した上体はどの部分がどう旋回している? よーく観たら、これ、作るのは難しいのです。モデル的にもしんどいポーズなんですが、皆さんの熱気にほだされて長丁場にはちょっとしんどくても、このポーズで応えてみました。
みなさん、やるやる。
会社の製品は若い人の勢いのあるものがおおいですし。
海洋堂の専務さんのブログから拝借した、制作風景の写真です。月~金曜日まではたらいてしんどいでしょうに、土日連続で会社に来て制作するのは・・・?と聞くと「生のモデルを前にして作れるのはめったにないチャンスだし楽しい」と言っていただきまして。モデルを呼んでくるという、経営者にも理解がお有りだし、勢いのある会社はこういうところで勢いが出るものですね。