2017年04月21日

 モデル活動, 美術解剖学, 美術解剖学レポート

人体構造セミナーレポート★大阪

以前の告知に上げた4月8日~9日開催の美術解剖学セミナーである「小田隆とHIROの美術解剖学」の講座レポートです。

小田隆先生は成安造形大学でイラストレーションを教えている准教授ですが元から美術解剖学に依拠した絵を描くイラストレータという括りには珍しい先生で、日本の美大や専門学校にはあまり見られないイラストレータです。今回その小田先生とわたくし海斗(地元関西ではHIRO)が一般の方を対象に美術解剖学講座を行いました。

大阪駅前第2ビル。近畿の方ならいかにアクセスが良いかわかりますね。地下街ディアモールを突っ切って会場に集まりました。

 

 他ではまずないでしょう、というのがこのバラバラの骨を並べてみる作業。いきなりここから入る授業!はインパクト大です。当然ながらこれはむつかしいだろう。。。と思っていたら皆さんで結構ちゃんと並べてしまいました!

 

座学もしっかりやりました。この基本が頭に入っていないと、実物を見ても何を見ていることやらピンとこないと思います。座学って、めちゃ大事です。このプロセスは辛いのですけどね ↓

以上が午前。

 

で、午後からは実物のモデルを見ながら本物の形を確認します。アンケートを実施したらやっぱり実物を見ないとわからない、との声が多数出ました。 これはボクの姿の小田准教授のスケッチですが、筋肉の走りを考慮に入れたもの。

即興にこれはむつかしいですが、このように皮膚の下には何があるのか知っておきましょう、凹凸の意味を知りましょう、というスケッチです。

 

その辺のクロッキー会に参加すれば実物は見れるし、本をみたらそれなりに理屈はわかる。でも実物と本の記述はなかなかつながらない。本の通りに実物がなっていない!のですよ。そこにはちゃんと理由も理屈もあるのですが、このようなセミナーでそれを説明してつなげてゆきたいと考えています。

 

次回は6月24日(土)-25日(日)に脚とお尻を中心にやる予定ですから、またこのブログで告知します。