リアリティ。
この言葉には様々な顔があります。
報道の世界では、
見過ごしがちなこと、あるいは
見えていない過酷な現実を伝える時につかわれ、
写真作品では、アザや手術跡など、
生きていると人によっては起こってしまう災禍も
わざわざえぐりだして見るものに何かを提起しようとすることもある。
人に関するリアリティ、は
みんな一人ひとりがカラダを持っていることから始まってます。
みんなが持っているものだからみんながよくわかる、
よくわかるからリアリティ、なんです。
リアリティ、
これがわざわざヌードである必要性があるか、というときに
チェコの写真作家であるヤン・ソーデック(Jan Saudek)
の作品をボクは思いだす。
現実をわざわざえぐり出す作品。
たとえば女性の経年変化についての作品を出してますが
さて、このリアリティ。 どう感じることでしょう。
(同一人物を1972-1977-1982,
と10年間を追うことで加齢というリアルをビジュアルにした。
リアリティというよりリアルです。 なんか医学標本みたいに思えますが
ボクの感性が足りないのかな)
(こちらの10年は、また違ってリアル)
関心がある方は、
Jan Saudek, 見てみてください。