2011年05月14日

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モデルの年齢への関心は - 日本とアメリカ

美術モデルをしているとよく聞かれるものに
『いったい、おいくつですか?』という質問があります。
目の当たりにしている裸の人を見て
何をどう描いていいやら・・・、というひとには
具体的なとっかかりやヒントを得たいという
そういう心理がはたらくのかもしれません、
それは無理も無いでしょう。
ところがこれが海外に行くと、
この質問に出会った事は、ボクはないのです。
文化的な背景が違うことはモチロンあるけれど
はたしてそれだけでしょうか。
人がモチーフになったときに
日本の文化は年齢を取っ掛かりにしたがるのは、
韓国も同じ。
共に儒教の影響下にあったことに
関係しているのでしょうか。
でも今は別の理由でしょうね。
若さ信仰、みたいなところがきっと関係していますね。
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アメリカ、NYでは美術モデルの仕事の絶え間がない
クラウディア。 彼女はかなり売れている美術モデルですが
キャリアもあるし、モチロン駆け出しの年齢ではありません。
(年齢の問題ではないですね、
自分に手入れが行き届いている、この姿)

(ニッポンほど、現場はきれいでお行儀の良いところばかりじゃない。
これはNYでもそうです。 そういうところでも、キッチリこなす根性も必要。
たとえ生理の日でも地べたに座る)

(これはボクですが、間近に見られるならば、
それに堪えうる体の線は必要。 自分への手入れはめちゃ大事)

年齢という情報のとっかかりなく、
見たままを描く、というのは
練習としては必要なことじゃないかなー、と思うのです。
作品なら、パートナーとなるモデルのことを
しっかり知っておくことは逆に必要なときもあるかとおもいますが。
なので、クロッキー会やその他学校でのモデルのとき
ボクは年齢は答えません。
見たままを描く練習で、腕を挙げて欲しいな、と思うのです。