2011年06月16日

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抱きしめると硬くなる、胸

音楽、絵、文学などは全て

自分というオリジナリティを認めてもらうために


みんな努力してます。


つまり、人と同じことはしないということです。


 


ボクが美術解剖学モデルとして活動していて
よく聞かれます、
どんな本で勉強?海外のどこで学んだの?』


 


ボクは、本や何かで見聞きしたことを


そのまま伝えようとはしていません。


普通にある美術解剖学の本は


美術家にとっては確実につまらない。


ボクは美術活動家として、


人と同じ事をやっててどうするんだ、
ということが
常にありまして


本というメディアを題材にはしません。
自分が自分で運動で作り上げてきたカラダ
これを元にして、作るプロセスで得たものから、
美術家に役に立つだろうという部分を
ピックアップしまして、
人体というものを面白く、解りやすく、
絵に役立つ部分だけを伝える。





そういうスタイルをオリジナリティとしてます。
 


人とは動くものですよね。


本やスライドの座学では、
人の“動き”は理屈でたとえ理解できたとしても、
皆さんの目は納得していませんよ。


実際に動いている人間を目の当たりに見て
解説を聞いて、あぁそうかー、と納得する。


そのプロセスが理解への最短距離だと思うのです。




東京・三鷹のSTUDIO23との共催で


週末に一般市民向けの美術解剖学講座を行いました。



たとえば胸にはモノを抱くという機能がありますが、


抱くと筋肉が硬くなることを実際に触れて
確認
してみたり。そういう”実感”が伴って初めて、
”理解”とは血肉になってゆくと思うのです。


 


これから回を追って、背中、お尻、脚、と
解説の場所は移ってゆきます。


今回も参加の方々には
かなり喜んでもらえたようで、達成感。


 



(肝心の会の様子の写真を取っていませんけど


打ち上げの様子だけ。三鷹のスタジオT23で)