ハタと気がついたことがあります。
女性の胸が入っている絵で
乳首をしっかり描写してない絵というものが
日本を含むアジアには多いなと。
シンガポール美術館でそれを見て
違和感と共に思い出した次第です。
そういやアメリカ、欧州、に来ると
それはなかなかお目にかからない。
男女問わず“感じる部分”ですからネー、
脳の中のリビドーは否応無く意識をそこへ持ってくるし、
乳首がなけりゃ、そりゃおかしいやないかという
違和感となって跳ね返ってくる。
美術館で横に居たエリック,
MNから来たアメリカ人に同意を求めたら
No nipples? that’s not a woman だと。
さらに続けて I love tits, you know !
おっぱい大好き!、やって。
ハイハイ、あんたの好みは知ってます、
ボクは脚の方が好きですが。
フォンテーヌブロー派の有名な1枚、
【ガブリエル・デストレとその妹】は
このリビドーにフルに訴えた1枚。
何が訴えてきたのかというと
つままれている側の女性が平気で無機的な表情だから??
普通コレをやられると、来ますよねー。
ナゼでしょうね、
この絵が世界的に有名な、そのココロは。
姉妹でこれをやっているのもすごい、
この絵はひとこまマンガにたとえて、
登場人物にそれぞれセリフを入れたら面白いだろうな
と常々思っている一枚です ↓
中央左の頭を抱えている男は
“あー、俺にも触らせろ~”
中央後ろから顔だけ出して覗き込んでいる女性は
“いいなー、仲間に入れて欲しいなー”とか
言っているでしょうか。
ひとそれぞれに、セリフを募集したら、
上にあるボウズ頭の男の
肩から右腕の描写は見事です。
確かに、腕はこのようになっとります。