春になっていろんな展覧会があったりすると
『なにを見に行きたい?』 という会話が増えますね。
普段から気になっているものがあったり
思いがけず見つけたり。
でも忙しい身の中では、ほとんど実現しませんが。
その中でどうしても見たい、のがひとつ。
楽屋落ちみたいで紹介るのは気が引けるけど
アトリエROJUEの仲間、山本真也画伯の個展。
(山本真也作、 LOVE)
愛する人達を描いた、というこの絵。
彼のキャラクターを知っているからかもしれないけど
血の通った、体温のわかるようなこの絵から
ボクは『絵にしか表現できないこと』 を感じます。
写真にも、ほかの表現行為にも、
それはもちろんあるのでしょうけど、
『あー、やっぱり絵って、いいな』 と
妙にホッとするしたし、気持ちが落ち着ちついた。
人にはそれぞれの暮らしがあって、
寝起きして、食べて、起こったり笑ったり、
人の世で生きるから良いことも悪いこともある。
良いことのMAXには、愛する人と一緒にいることもある。
一人ひとりが何か沢山抱いて生きている。
その何かを、作家と分かち合えること。
ボクは個展を見にゆく時はそれを楽しみにしています。
彼の個展ではなんか多くの感覚を共有できるような、
そんな気がするのです。