2011年05月13日

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女性の胸を描く

ボクの地元の京都には
世界に誇るワコールがある。
人間科学研究所という機関もあったりして。
メーカーだから徹底的に研究してるよな、そりゃあ。
先日、とある学生から(男子)、
女の人の胸って、描くのむつかしいッス、と言うコトバを聞いた。
なんでも、いろんなモデルを観ているうちに、
胸とはこういうもんだという観念が
どんどんくずれていったのだと。
あったりまえヨ、人の体は十人十色、
一人として同じものは無いのは顔と同じや。
固定観念で描くなよ・・・・とおもって
女性の胸の描き方、と検索してネットでいろいろ見てたら
出てくるのは固定観念みたいなものばかり。
女性の象徴、として信者の多いこの胸。
胸の描きかたと検索しても、良いものが出てこないのはナゼ?!
『お椀型』 とか 『釣鐘型』とかなんとか、いろいろ言いますが、
そんなカテゴリー分けができるほど、単純ではないですねー、
いろんなモデルさんをラッキーにも見てきた身からすると。
(ワコールがわりと最近に発表した研究結果。 年齢と胸の経年相関。
もちろん全員がこうではない。 最大公約数の結果だとか)

またロシアの話になりますが、、
生徒に、逆立ちしたモデルの胸を描かせていた先生がいた。
『コイツは胸の描き方がヘタで、一度固定観念を壊すため』
という理由でした。 いつもと逆に垂れる胸が新鮮。
モデルはたいへんよ、これは。
まあ、屈強なロシア人、バレエダンサーでもあった彼女は
10分やりきりましたが。。。
あとからセルゲイ先生が耳打ちしていわく、
『10分も逆立ちできるアスリートは微乳が多くてね~、
あまり参考にならんのだ。 巨乳に逆立ちして欲しいが。』
10分やらせといて、そりゃないやろ。
難しいッス、と言ってた彼には、言いましたヨ。
”とにかく見て、触って、見て、また触ってそれから描いてまた見る。
これやな、人体を制覇するには。”
『その条件自体が難しいッス』 
という彼の答えは想定内、でしたが。
そうだね、勉強の道のりは長い。