2012年04月13日

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名画もへったくれもなく

ルーブル美術館はいつ行っても大盛況。
それこそ世界中からやってくる人たちには
お目当ての絵や彫刻がある。
芸術、というのは国境を越えて、
なぜにこれほど人を引き付けるのだろう、と
そう驚かずにはいられません。
ただ、上野のパンダと同じで
なかなか落ち着いてみていられないのが
難点といえば難点ね。
DUNON館の奥に悠然と立つ、
ご存じサモトラケのニケ。
ここに向かって人が押し寄せる。
”あー、ついに見た” と言ってまた降りてくる人たち。

(モナリザ、なんて近くに寄れません。
遠くから写真を撮る人たち。
ちなみに、日本の援助でこのモナリザの展示は最新化されたらしい)

せっかくフランスまで飛んできた人には、
なんとしても近くで見たいでしょうにね。
これを思えば、
先日記事にした、名画のド真ん前でドガの原画を
模写していた人なんて、ちと恵まれすぎ?!では。

ニケもモナリザも、
作者はとうにこの世からいなくなっているのに。
作品って、見られることによって
永遠の命が吹き込まれるのですよ。
モナリザも、ニケも、まだ生きている。