いまフランスに来ています。
ボクはそもそも美術モデルという行為をロシアで
はじめましたが, その次はフランスでした。
ロシアでは計算されたモデルが
しっかりとポーズを決めていて
ボクのモデル考の原点になってますが
フランス、この土地の美術モデル事情は
とにかく雑多な人間を描いています。
肥満、激やせなんかは当たり前、
老人、ハゲ、入れ墨、ケロイド、
はては子供に至るまで(子供は日本では法律的にムリ)
まあよくあちこちから見つけてくるなというのが
率直な感想。(写真、載せたいけど載せられない)
ルネッサンスを通してヌードが根付いているから
日本とは違うのは、その意味では当たり前か。
(小学校の授業を美術館でやる。 先生が彫刻作品の
意味や見どころを説明する。 一体の作品に30-40分ほどかける。
7-8歳からこれをやってきた子らが大人になって人体を描く。
これにボクらが追いつくのは大変なこと、ですよ)
せめて、描き手とモデルが一緒になって取り組むことで
ニッポンはスピードをあげよう。