元旦も、1年の365分の1日に変わりなし。
今年の予定ですでに頭の中は色々グルグルと。
新年いきなり、ボクの中では12年ぶりの挑戦、があります。
大阪でやっている【OSAKA路樹絵】の自主勉強会
(”フォア路樹絵”と申します) の皆さんが、
1月9日に開くデッサン会のモデルです。
9時~5時の終日、ボクはモデルとして立つのですが
ロダンの作品 『説教する洗礼者ヨハネ』 を一日で一発。
ヨーロッパでは、このポーズで1日中ぶっ通しで立てるモデルは
めったいないといわれている難ポーズ。
モデルにはフルマラソンみたいなものです。
12年前、これはパリでやりきって喝采をもらった。
これを再度やってみようと、
フォア路樹絵主催の氷さんに言われてから決心しました。
(ヨハネ。 全体像はこんなポーズ。
あー、これね。。。別に、なんていうこと、なくない?)
でもねー、ちょっと、前から見てください。
● 右ひじから手首にかけて、外側にねじれて行きながら、
手のひらが、上を向いています。
● 中途半端に上げている右腕の方は下がり、左肩が上がる。
● その上で首は斜め左に、あごもわずかに上げる。
● 踏み出した右足は今にも歩き出すように前に体重をかける。
● 歩幅は、上の写真のように、ぐっと大きく、大またに。
イーゼルの前で鉛筆持って、この右腕の形で、じっーとしてみたら
さあ何分持つか。 想像していただくと厳しいのはわかりますよね。
もともと日本人よりも持久力に劣るヨーロッパのモデル、
このポーズはなかなか持ちません。
ゆえに、写真をデッサンする場合が多いわけですが
写真という2次元のものを同じ2次元の紙に描くのと、
目の前にある生身の生きたモデル、当然3次元の立体を
眼の前でまじまじと確認しながら描くのとでは違いますよね。
9時ーー>5時。 このポーズ。
生きた立体であるボクの新年の再挑戦。
すでに予約は満席。期待に応えることがまず新年の一発目。