2012年09月05日

 未分類

ちゃんと描こうとすること

あたしゃ現代アートなんですよと
正面きってやっているひとは
それはそれなりに、あーそうなんだとおもって
その作品を見てます。
ファインアート、というと観点微妙、
人物デッサン、に焦点が絞られると安心してみられる。
いろんな方々からいろんな依頼をいただく、
われわれ美術モデル。
ボクのような男性モデルに求められるのは、
わざわざ依頼をいただくという意味は
やはり筋肉に焦点が当たっているときが多い。
ペンシルバニアの画家、Philip Gladstone
本人が男性でモチーフもほぼ男性だ。
作品はkneeling made nude 、無題。

ところがー、
右脚、おかしい、こんな風に筋肉は走らない。
右わき腹、おかしい、ミッシングしているパートがある。
肩口から腕、とてもよくとらえているのに
おかしな部分は、残念ながら解剖学的におかしい。
とまあ、こういう風に見られてしまいます。
人の視覚は、違和感を一つ発見すると、
他にも違和感がないかを探しに行く習性がある。
せっかくの作品が粗さがしの対象にならないように、
ちゃんと描きたい、
そういう方が美術モデル依頼をしてくださる。
だからボクも、一所懸命に、やります。