シーナ・アイエンガーという人が
選択の科学を研究している。
選択の科学とはなに?
学校、仕事、恋愛、結婚、など大きなものから、
何を食べるか、いつ食べるか、あるいは食べないのかなど
毎日小さなことも迷っている。
この選択を、科学的に解明して良い方向に持ってゆこうというもの。
この人の考えた面白い実験で
店頭に試食用のジャムを6種類置いた店と
24種類置いた店では、
6種類の店の方が売上が多かった。
試食そのものは24種類ある店の方が多かったものの、
選択肢が多すぎると、『買えなくなる』のです。
選択肢が多いことは、必ずしも幸せじゃない、
逆にこれしかない、で集中する方が幸福感を得られるのだと。
うーん、なるほど、と思った。
ぼくにも、そんな心当たりがあるわ。
このシーナ・アイエンガーはいま世界でひっぱりだこ。
ご本人は失明というハンデを背負いながら
選択の研究をしています。
この人の感覚では、失明は選択を狭めたり、
幸福感を阻害するものではないのだとか。