2012年07月04日

 未分類

脳が描かせるモノ

アトリエROJUEの渡邊先生が
各地でのROJUEクロッキー会で
されるインストラクションの中で

頻繁に登場してくるフレーズ。


『思い込みで描くな、モデルをよく見ろ』
というのがある。


 


人の顔かたちははこんなもの、


そう思い込んだ瞬間から


もうモデルを見ていなくて、


脳が勝手にお絵かきをさせてしまうというもの。


 


それが目的の作風ならば別ですが
少なくともリアリティを目指す作家にとっては


思い込みを引きはがす、
それが自分との闘いだというものです。
 


これが男女ダブルポーズになったとき、


渡邊先生は、これを人とは敢えて思わないで


こういう形をした物体と捉えて描くようにという


指導をされる。素直に見たものが手にながれるように、


脳の思い込みを排除するように。



 


モデルも極力、頑張ります。


この左足、見えにくいけどどこを向いているでしょう。


頭の上までつま先は来ています。
普段は人がやらないような、
思い込みでは描けないようなカタチ、を
何とか
やってみようと。



(大阪ROJUEクロッキー会で)