1月14-15日のボクの美術解剖学講座「モデル海斗・東京LIVE」には立体の造形を志す方が多く集まってくれました。いわゆる平面の方も参加者にはおられますが、立体をやる方の美術解剖学への渇望感は相当なもので、講座の説明をしてもこちらも気合が入ります。立体にはゲームやキャラクター造形といった分野もあり現代は美術解剖学へのニーズは固まる一方ですし、新しい本もこの2年ほどいろいろ出てるようです。
この1月のセッションにきていただいた三上裕仁さん、この方は原型師を目指しておられます、いまは全く違う仕事をしているとの事ですがまだ20代、いずれは好きな事を仕事にしたい!それが彼には原型師なのです。勉強ぶりは強烈でボクにページが取れてボロボロになった美術解剖学の本を見せてくれました。めくりすぎてページが取れてしまった本って最近見たことなかった。。。強烈な印象でしたね。
人体、特に男性のボディは一つ一つの凹凸に意味があり、ボクの体を粘土でつくっている過程でも疑問はたくさん沸いてきたことでしょう。「モデルの体の各部分のサイズが知りたい」と彼が聞いてきまして、それはモデルを観た自分の感覚(顔が小さい、脚が長い、上半身が大きい、などの感覚)がどこから来たもので、それが数字になるとどうなっているのか、というリファレンスが欲しいとの事。そうですね、単なる主観あるいは印象論でものを語っても原型師としては納得できない事でしょう。
三上さん作の粘土・海斗(東京・銀座。片桐裕司彫刻セミナーにて)
さっそく、明日名古屋でモデルYUに会う時に、彼女のボディを測らせてもらおうと(笑)おもってます。明日、名古屋ROJUEで「筋肉と骨」セッションを行うのです、もういま名古屋に入って金山駅前のスタバからの投稿です。今回も満員御礼!ありがとうございます。