2012年07月16日

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柔らかさが勝負

モデルを志望してくる人との面談の時に

カラダの柔軟性はお聞きしてます。


 


カラダが固いと、表現の幅が限られてくるからです。


 


カラダが固いと体幹が固定され、


ポーズに『流れ』がなくなる。


人体とは直線は無く、
100%曲線で出来ている物ですから


曲線を調和させて流れを作ることは


上手いモデルの条件と言える、と思います。


 


ボクの例で行きますが、
大づかみにして
底辺の部分が長い直角三角形を形成する
このポーズは、
簡単なようで柔軟性なしでは無理な形です。


 






(2011年、東京ROJUE)
右足をまっすぐ画面右下へ流すには股関節の柔軟性が。


それがないと膝が曲がります。
左足で上体全部を保持するための股関節の柔軟性。


状態をわずかにひねりあげながら起こして保持する
脊柱起立筋、そして外腹斜筋の力。


カラダを起こすのと逆方向に頭と視線を固定するバランスのために


左僧帽筋の力が必要になります。
逆に言うと、そこにチカラがかかっているので
描き手はそれを見抜いて、そこにガツンと線を引く。
クロッキーのメリハリはそこからでてくるのでは
ないでしょうか。
経験を積んだモデルは
意識して何かを見せようとしています。
ポーズとは、その意思の結果にすぎません。