「学生以来、久しぶりに立体を作りました。見える、手が動く。なんか自分はすごい魔法を得てるような気持になった」
ボクの立ちポーズを1日がかりで作り、どや顔のS君。アトリエROJUEの生徒だった人です。大学を出てからアトリエに来るようになり、人体デッサンをROJUEでみっちり修業した後の彼には、そのことを通して人のカタチを観る力がしっかり宿っていて、それが久しぶりの立体制作で彼の中で見事アウトプットしたのです。
何が良いって、人が彼をほめるのではなく彼自身が満足行く、と言ったこと。彼のFcebookをみたら今は彼はイタリアに居て彫刻三昧の毎日を送っているとの事で、素晴らしい彫刻達に囲まれて幸せだと書いてありました。そういう環境で彫刻を作れる。うん、しあわせやろうなあ、ええなあー。。
何がいいって、この充実感たっぷりの表情。やり切った人の顔ですよね。こういう人のモデルをするボクのようなモデルも、また幸せなのですよ。
彼をイタリアで囲んでいる彫刻達。