2017年02月17日

 モデル活動, 美術解剖学

名古屋で美術解剖学LIVE・満席の熱気

2月11日、名古屋ROJUEにて美術モデルによる美術解剖学のセッション「筋肉と骨」を行いました。今回は初級コースですが募集定員の20名を上回る満席の熱気をいただきました。

「名古屋ROJUE」の定番のイベントとなってはや数年、正確なデッサンをしたいという方々の期待は大きいと感じます。

ボクは思うのですが医者であれ、スポーツであれ、鍼灸整体であれ、体の事のスキルを得る分野では座学だけでは絶対に覚えられないと思うのです。実際に「見て」「触って」みないとわかりません。この目で見て、この手で触ってみないと、確信なんて得られないと思うのです。だから「見て触ってみる」セッションを各地で続けています。

なんか風呂場の椅子に立ってますけど。。。これは後ろの人に見えるように。ボクの相棒のモデルYUの骨盤の解説です。模型は男性の骨盤で女性のリアルとどう違うのかを解説中。彼女は自身が理学療法士。体の事をよく知ってるオンリーワンの女性モデルです。

 

それを聞いたら今度は参加者さん全員に、順番に実際に骨盤を触ってもらいます。

皆さん同じ感想です「骨盤ってこんなところまであるの!」「こんなにおおきいの!」「意外!」

 

1日かけてヒトの構造を観察したら最後は実戦に出ます。「動いている人」を観察するのです。男女別にそれぞれ10分。美術モデルがいわゆる「ムーヴィング」、動きをゆっくり見せます、写真は海斗。

描ける人は描けばOK,観察だけしてもよし、です。発見することがいっぱいあると参加者さんはいつも言われます。

問題は、こういう基礎を日本の美大では正課で教えてくれないのです。(成安造形大学で小田隆准教授とボクで夜間の授業はやっていますが)

今年はすでに福岡、東京、名古屋、でやりまして次は大阪。ボクの本拠地・京都はアトリエROJUEでやります。このブログで「EVENT」のボタンをクリックすると出てくるので是非おいでくださいね。