『美術解剖学アトラス』という南山堂の本に出会ったのがいつのことだっただろう。
東京藝大の中尾先生と宮永先生のこの共著がボクが最初に美術解剖学に出会った接点でした。
その中で、起伏にとんだ人体の凹凸、つまり曲線なのですが、それをどう解釈するのかというくだりがありました。
(女性の脚は豊かに皮下脂肪がついてます。。。これをわかりやすく)
その方法として、デルマトグラフというのが提起されてまして、面に格子状の模様をつけて
そのひずみを見るものです。本ではなんと墨で体に格子を描いていました、強烈な絵でした。
けど、あるやん! 網タイツ。あれこそデルマトグラフでは。
この疎と密。わかりやすいですね。
格子が大きいところは、肌も皮下脂肪の効果でパーンと張っていて
光も反射しているのでは。みずみずしく描くときの参考になるのでは、と
『デルマトグラフ』をご紹介します (^.^)
三菱の色鉛筆のダーマトグラフと同じスぺルになりま~す。関係ないですけど。