2013年01月01日

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ありのままの自分に自信を持とう

 こうして美術に関わっていて
いつも気になることがあります。
若い人たちに、どうやって美術で希望を持ってもらうのか。
美術しかできない、という子たちに
未来への夢を持ってもらうには自分はどうしたらいいのか。
自分ができることは何なのか。
仕事を選ばなければ日本という国はなんとか生きては行ける。
この国は、お金がそこそこなくても、そこそこは生きてゆけます。
よその国じゃ、そうはいかない。
50カ国以上行ってきたボクの目には
世界の中でも日本は希なほど恵まれています。
でも希望がなければ、人は死んでしまうのです。
体は生きていても精神的に死んでしまうのです。
『ありのままの自分に、自信を持とう』
絵を描くしかできないという子がこの言葉を実感できるには
絵で少しなりとも稼いでいける、経済的に自立できるというように
ならないと、 なかなかピンと来ないかもしれない。
意欲のある若い人が自信を持てるように
自分は何ができるのか。 これはボクの長いあいだのテーマです。
自分が生きている意味にも直結するこのテーマの答えを
来年は何か見つけられないかな。
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(いまできることを、やるしかない。
人体デッサンを極めようとする学生たちに、人体の構造を
わかりやすく見せながら説明する。 @成安造形大学、小田准教授クラス)


学生たちが、自分はやりきった、という自信が持てるために。
絵とは違う分野に進んだとしても、その自信は人生に生きるはずだから。