先日、東京で片桐さんの彫刻セミナーのモデルをやらせてもらって25人の参加者さんた達と二日間過ごしてきました。 どちらかというとぼくは絵画モデルをすることの方が多いので立体は機会が少ない。でも男性モデルとしてはボディラインの起伏を取ってもらうのに際して、絵画よりも確実に”ごまかしが効かない”立体はやりがいがあります。
合計3日間あったのですが初日はぼくの写真を見ながらすでに作業を皆さんしていました。 二日目から生身のモデル登場、という事で二日目は皆さん心なしか緊張の様子!?でした。
ぼくのポーズ写真を4方向から撮った写真を前に貼って一人一人が1日目にある程度作っていましたが、二日目に僕が出てきて皆さんの言葉のほとんどは ”生身は写真と全然違う” ”写真ではわからない” これが共通の感想。
生モデルという立体から彫刻という立体へ。絵画とは明らかに違う部分がここにある。平面やる人は立体やった方がいいよ、という理由がここにあります。
えー? その部分はどうなっているっけ・・?と各人の疑問の点はすぐ近くに来て目視・確認。立体であれ平面であれ、”モチーフをしっかり観る” は原点ですよね。
1日8時間、早出の人は9時間ほど。それを三日間。
この写真では細かいところは見えないかもしれませんが体の起伏の細部を忠実に粘土で再現しようと、25人がそれぞれ汗をかいた三日間。仕事を持っていたらなかなか三日間のセミナーには出られないけど、土日に有休をくっつけて時間を工面してこられました。翌日からはまた仕事に帰る。おつかれさま。でも完全燃焼の三日間だったのだと思います。