ボクが今までモデル活動をやってきた中で、美大が複数ある都市、たとえば東京、京都、名古屋。この三都では画力の基礎訓練としてヌードデッサンをやっている度合いは他の都市に比べて図抜けて高いです。
これを見ると美大があるというのはやっぱり大きな意味があるんだと思うのですが、大学の話だけではありません。一般市民の絵描きが人体ヌードに触れている率もこの3都市では格段に高いのです。自然発生的にできているヌードデッサンやヌードクロッキー会の数の多さがそれを示していますし、ボクのようなアートモデルが活躍する場もこの三都市だと他の都市に比べたら相当多いです。
東京藝術大学取手校での「美術解剖学」授業で。
大芸のある大阪、金美のある金沢、市大でやっている広島、などにも市民がサークルを作ってヌードモデルを呼んで人体デッサンやクロッキーをやっているところは有りますが、先述の三都よりは少ないですし、 まったく美大・芸大あるいは専門学校さえない所は生身のモデルが来てヌードを描くなんて盆と正月が一緒に来たようなもの、とか言われたりしてこちらが驚いたりします。
一般参加OKの研究会。東京藝術大学上野校で。
一般市民画家さんが一日中描くクロッキー会「東京ROJUE」於・後楽園
ボクの居る京都のアトリエROJUEでやっている毎週土曜日のクロッキー会には札幌から通ってこられるSさんがおられます。LCCのピーチに乗って関空経由で京都に来れば、東京に描きに行くのと時間も費用も大して変わらないのだとか。 札幌<-->京都の往復は大変でしょう、Sさんを見ているとなんとか道内で場ができたらいいのにといつも思います。 北海道、東北、北陸、中国、四国、南九州などで常設の人体デッサンやっているよという方があればメールください、 このサイトで宣伝します。