2018年04月16日

 美術解剖学

背中の表情

昨日は木の姿が人間に似ていると書きました。直線が無い。全部曲線で出来ているという生き物の姿が我々人間の姿でもあります。

ボクが美術解剖学講座を行う際に一番苦労するのはこの背中。自分では見えませんから、出してみてもらうしかないのですが、これからはプロジェクターなどを使って解説したいと思ってます。

さてこの背中は、普通ではこのように僧帽筋や三角筋後部、大円筋や棘下筋が出るわけではありません。背中にある筋を総動員して出してみたという様子ですけど手である事をしています。

相当重たいものを背中で持っているのですが、この背中で持つ、という感覚は広背筋を収縮させて持つ、というものです。作品にするには良いポーズなんですが、1分しか持ちません (^^;

この背中の筋の出方は、しかしながら端的なものとしてアーティストは覚えておいて損はないと思います。

 

さてこれは ↓ ネットから拾ってきたものですが女性でもこのように体脂肪を切って筋肉トレーニングをすれば男性と同じところに同じ筋肉がつきます。生半可な努力ではないですけど(^.^ この人はよくやりましたねー。

 

ゲームクリエーターの人にはこのような女性の姿も覚えていて悪くないですよね。ほんとに、教科書通りの筋肉がついてますが、骨の細さにフェミニンな香りがあってきれいですね。