2012年12月30日

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絵と愛情

 

もうだいぶ前の事になります。
名古屋ROJUEで行った【筋肉と骨®】、


ボクとミンミンちゃんで行った人体構造学講座ですけど、
当日わざわざ大阪から来られた参加者の方から
このようなメールをもらいました。
『愛情』・・・いい話じゃないですか。
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お疲れ様でした。


解剖学の講座とても勉強になりました。


技術的な話もよかったのですが


名も無きわれわれのようなものに対する


お二人の姿勢に感動しました。


モデルのポーズや西洋人の見る視点、性差


それぞれの個性を強調される話と裏腹に


お二人の個を抑えた取り組み姿勢は頭が下がりました




そういうお二人の姿勢や翌日の渡辺先生の姿勢などを
拝見したおかげで帰りの車の中で気づきました。


自分のデッサンに足りないもの。


陰影で描くとか触覚描写が足りないとか


そういうものの前に
対象に対する愛情が足らないと思いました。


今のデッサンは油絵で足りないものを気づくためにとか


タブローにする前の前段階の気持ちで描いていました


それではいつまでたっても軽いままですね。


もっと愛情を持たないといけないなと感じました


今回の旅はとても意味のあるものになりました。



技法に対する葛藤やタブローに対する愛情、自負は


たくさんの人がやっているので


私は職業人としてできること、できる愛情のかけ方を


やって生きたいと思います。



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名古屋から京都への帰り路はぐったりしてましたけど、
このメールはその疲れを吹き飛ばしてくれました。