2012年10月09日

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オーストリアのヌード写真家(2)

また前回記事に続いて

オーストリアの写真家Andreas H Bitesnich


の作品の紹介です。


 


彼はわりと最近、『Body』という作品集をだした。


人体が持つ造形上の可能性を


彼のアート視線で作ったモノ。


 


写真なので計算があちこちにあって


美術モデルのボクにはちょっとヤラセが過ぎる、


と思ってしまうのですが、


作家の試行錯誤が見えて楽しい、面白いともいえます。


 



 


 


モデルなら思うでしょう。
これ、どうやって撮ったのか?
下の女性のつま先立ちは力がそれほど入っていないので
上の人の全体重は実際に下にはかかっていない事がわかる。
上の人は脚を開いています。
お尻の緊張は確かにこの姿の通りだけど
この状態での静止はめちゃめちゃ辛い、というか
女性の背筋力だと1秒でも無理でしょう。
向こう側から、何かで支えているんだろうか。
などなど、モデルとしては色々考えれて楽しいのです。
ロダンが言ったのは


『写真は嘘をついている、なぜなら写真は時間を
切り取るが、時間は
止まる事は無いからである。』


といった。


 


写真の登場で写実絵画が滅びるのではないかと


言われた時代、それを意識した発言だったのでしょう。


 


でも、絵と写真は、まったく違うものを表現できる


お互いに優れた表現方法だと思うのですよ。