2018年08月05日

 モデル活動, 美術解剖学レポート

黒人系のジョンと福岡で

福岡は飯塚の画家である田代先生からお招きを頂いて、福岡市内の百道(ももち)の公民館で 【人種差の美術解剖学講座+クロッキー会】を行いました。モデル仲間のジョン(門林じょん)に京都から来てもらいました会場は満席、満席なのに男性参加者は一人、つまり99%女性というびっくりする構成でした。田代先生はさすが女性を集めるのは慣れておられる?のでしょうか。

熱気ある、良い会でしたよ、まず背中から比較 ↓

【胸郭】というものがそもそもジョンはでかい!肋骨の容積の違いがそのまま体系に現れます。

 

クロッキーを始めました!海斗とジョン、いままで何度か一緒にやってきましたが福岡でやれるのはうれしい。背中側から描いた人は描きどころが多かったと思います。

 

 

しかし、ジョンのこのデカさ!僕と身長は6cmしか違わないのですが、肩幅の違いは歴然。胸郭の大きさが鎖骨の長さにつながり、だから頭がかなり小さく見える。その典型です。

 

 

 

田代先生の会は必ずムーングクロッキーがあります。ジョンの熱演。

 

 

 

今回の会のコーディネーターは、九州ROJUEの代表である、モデルアヤメです。彼女も女性ですが筋肉がよく見えるモデルなので僕と一緒にずっとやっています。これからも九州は彼女がリードしてゆきます。

 

 

そのアヤメとジョンのダブルポーズ。15分で描きましたが、珍しいモチーフなので描けたでしょうか。

 

 

ボク、海斗はムービングクロッキーで皆さんの前で動きました。背中側の筋肉はシャープに出すような腕の振り方(背中の見えかたは腕でコントロールします)を意識してやりました、黒人のジョンが岩、海斗がハガネ、という見え方だ言われた参加者さんがいたので男性肢体のバリエーションをジョンと二人で出せたかなと思います。

 

田代先生がムービングを描く時の眼。好きなんですよー、ぼくは。絵描きさんが対象を見つめる目は素敵なものですが、この獲物を射る目は画家さんならでは!なのですね。

 

 

この日、皆さんが観たものは何だったのか。人種差と性差を整理して白板にまとめました。描きっぱなしではなく、次につながる会になったら最高です。