2016年11月22日

 モデル活動, 美術解剖学

背中でショータイム

前回のポストから2週間近くたってしまいました。

掲載のネタは色々あるのですよ、この2週間やったことといえば、銀座で彫刻セミナーのモデル、六本木のゲーム企業さんで美術界解剖学の研修セッション、成安造形大学での授業、そのほか東京のモデルさんと会ったり、三鷹のSTIDIOT23に伺ったり、いろいろ。こうして思えば東京にずっといてたような。手が回らなくて記事アップが滞ってましたね。明日からは長崎でモデル活動ですからまた滞りそうですけど。

先日、成安造形大学の3回生の授業で背中の解説をしました。これは毎回もちろんやるのですけど、ショータイムがありまして。。聴診三角、というものを見せますと教室がえー、、という声であふれる。

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画素が粗くてすみませんが、上の左側の図で黒い三角が見えますね、これが『聴診三角』。筋肉の交差点でしかも重なっていない空洞状態のようなもので聴診器を当てると心臓の音がよく聞こえるため、心音を聞くためにはここに聴診器を当てます。

自分のカラダで解剖学解説ができる美術解剖学モデル海斗というからにはこれも見せないと~。。。。この聴診三角、何かによじ登るときに見えてきます ↓

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よじ登ったら、肩甲骨はこんな風にハの字に開くのですよ。その開いた骨のすぐ下に、聴診三角のくぼみができます。

%e6%88%90%e5%ae%89%e6%8e%88%e6%a5%ad%e8%81%b4%e8%a8%ba%e4%b8%89%e8%a7%92%ef%bc%92 一部の学生たちは立ち上がって、えー、ってなってます。

岩を上るときの背中はこうなるのですけど、(もちろん脂肪が多い場合は見え方は緩くなる)これをスケッチして先生に見せたら「背中ってこんな風になってないよ」、という美大の先生はたくさんいる事でしょう。でも、百聞は一見に如かず。実物をみたらホントの事はわかるのですよね。だから、観ないと!