2018年03月25日

 美術解剖学

美術解剖学オススメの勉強法(3)

さてこのシリーズ最後の質問です。

⑤ どの大学、美大で美術解剖学をやっていますか?

というものですが、知恵袋から拾ったものをまず挙げます ⇓

——————————————————————————————————————

borislissさん

【東京芸術大学】
美術研究科大学院から学べます。
分野は造形理論・芸術学になります。社会人で研究生もいます。
美術解剖学は特殊で、日本では東京芸術大学にしかありません。
受験者は、絵画や彫刻、プロダクトデザイン、建築、被服、芸術学などを大学で学んだ人
あるいは企業のデザイン部門などに所属している社会人など。

講義は美術大学などで広く行われています。筋学と骨学、身体機能とデザイン、美術作品と解剖学との関係など。

・大学院以上は芸術と解剖学との関わり(文献研究)
・人体計測(マルチン)実習
・身体機能を図像化、計量化するための実験
・動物解剖実習
・科目を履修して最終的に修士論文や博士論文を提出します。

・実技と絡ませる場合は制作した作品を提出します。 (論文を書かなければ修了できません)

くわしくはこちらです↓
http://www.geidai.ac.jp/labs/artistic-anatomy/about.html
http://www.geidai.ac.jp/art/graduate.html#14

解剖学をきちんと学ぶなら医学部に再入学したほうが良いですよ。
芸大の美術解剖学は森鴎外からの歴史がありますが、美学でも美術史でもなく純粋な解剖学でもなく、独自の路線を歩んでいます。

(以上)

 

つまり、結論としてあまり盛んにやってない、という事でもあります。この知恵袋の投稿が正しいかどうかという前に現実として盛んには行われておりません。だから僕がやっているのですけどね。

このシリーズ記事の(1)(2)に書いたように作品の為には美術解剖学は必要な事なんですが、日本ではまともに学べる環境がない。

この春から、それを穴埋めする何かをやらなきゃなー、と思ってます。