2017年05月09日

 美術解剖学, 美術解剖学レポート

第4回【個人差の美術解剖学講座】レポート

4月の【海斗の筋肉と骨LIVE】は、22,23日の土日連続で女性4人のモデルを使った【個体差の美術解剖学講座】と題して、同性間の個人差を知るゼミを行いました。

場所は東京・東陽町の江東区文化センター。初日はYU,いずみ、という二人の一見似通ったタイプの女性モデルが登場。おそらく服を着たら大きく違わないタイプと思いきや。。。多くの個体差が発見できました!!

 

YU(右)といずみ(左)の、立ち姿。これを見て参加者さんが二人の違うポイントを指摘してゆきます。

 

下の黒板の写真は参加者から出た二人の個体差のポイントを書き出したものです。「こんなに違うんだあ~」と言う声が会場から上がっていましたね。このひとつづつの指摘ポイントについて、海斗が美術解剖学的にな理由を説明してゆきます。

体のカタチには理由があり、しかも一つのパーツで完結する理由ではなくほかの部位との相関で変わってくる理由が多くあります。それは筋肉と骨の関係に由来するもので、【筋肉と骨LIVE!】とこのセッションを銘打っているのもそこに大きな理由があります。

 

     

 

胸を張ったときの、背中の筋肉の出方の違い。本に出てくる”人体解剖図”とは全く違いますね。これが何故なのか、何どうなっているのか、わかりますか?

     

 

下の写真は、二日目のセミナー。北海道と奄美大島にルーツの分かれた二人のモデル、ミクとリク。右側のミクが北海道、左のリクが奄美大島のルーツです。この二人には明らかに下半身の個体差が見られましたが、一見細身の個体の方に、実は大きい部分もあったりしました。筋肉と骨、そして体脂肪の付き方の差は参加者さんは自分の指で、触覚で体験して、納得してもらいました。

 

 

このようにシリーズで展開する、モデル海斗の【筋肉と骨LIVE!】。次回は5月27日に「人種差の美術解剖学」と銘打って、ボク海斗と黒人モデルJOHNとの差をゼミ形式でやります。このブログの別記事で告知しています!