2017年09月24日

 美術解剖学, 美術解剖学レポート

皆さんの人体の勉強のあとをご紹介

ぼくは東京や大阪、名古屋で美術解剖学のセミナーをやってますが、本拠地・京都でのセッションの報告です。

女性モデルにジャンコを迎えて男女差を見ながら、ポーズ研究と言う形を取りながら人間の形の成りたちをセミナーしました。ぼくの本拠地・アトリエROJUE京都にて。

 

 

参加した人がどいう勉強をされたのか、メモをのぞかせてもらいましたのでご紹介します。

 

↓ 肩甲骨の裏側から起こり肋骨に巻き付く【前鋸筋】に観察のメモですね。何が見えてて、腕の動きと共に何が見えなくなるのか。

 

 

↓ 歩行に関するメモです。立脚と遊脚の交互作用の際の骨盤の揺れをメモってくれてます。歩行の際に機能する【ウインドラスの巻き上げ機構】についても。美術家でこれを知っている人は1%もいないでしょう。理学療法士で画家、と言う人でなければ。参加した皆さんはその1%の仲間入りです。

 

↓ これは高度なことをやっていただきました。3種類の立ち方の違いを正面を向いてデモしたものを描いていただき、それから反対側(つまり背中側)の姿を想像で描いてもらったものです。そののちモデルが実際に立って赤で答え合わせをしてます。モロ上級者向け。

 

 

↓ 世の中にあふれるアニメやイラストでも結構平気で間違えられている、脇の下の描写。解剖学的な基本をやりました!

 

 

それで、

こういったことを分かったうえで描いた、上級者のクロッキーです ↓