2011年04月23日

 未分類

指にも目がついている!

触って対象物を確認する。

赤ちゃんがなんでも口に持ってゆく。。。


買い物の時に手にとって見る。。。
なんだこれは!?と怖々触ってみる。。。


触ることは、ヒトの本能の一部です。


 


『製作する指の記憶』の記事で書きましたが


ヨーロッパの彫刻屋さんが指でモチーフ覚える。


そういう場面に何度か出くわしました。


 


OSAKA路樹絵クロッキー会のリピーターで


樹脂人形をつくっている作家さんがいます。


その下絵作りに協力したのですけど


欧州の彫刻家さん達のアプローチでやりました。


モデルの立体を指の触覚で捉える。


指に目がついているつもりで


ボクの輪郭をたどっていくと・・・


鎖骨の肩への回りこみや、腹筋の走る方向にしても、


観念ではそんなもの、と思っているものが


指の感覚を通してなら違ったものに見えてくるのです。
(セッション前に作家さんが描いた樹脂人形の下絵です。
獣人の姿。)

(セッション後に、指の記憶で描いた下絵)

それぞれの分野で表現しようとするものは
まちまちですから一概に比較は出来ないのが作品ですけど
このように人体のリアルを知ることは
製作にはプラスになりこそすれマイナスにはならないと
感じますね。
また美術モデルは、
美術というものがつくならば
作家の触覚開発には協力的であってほしいものですネ。