2017年09月18日

 デッサン, モデル活動

アカデミックなデッサンは楽しい

御影(みかげ)ときいてそこが神戸とわかるのは関西人だけかもしれません。 そこに御影公会堂という素晴らしい公的施設があって、ここでアタリサオリ・デッサンスクールが開催されているのでモデルとして立たせてもらいました(facebookでのみ宣伝されてます、atari saori で検索してみてください)

この写真、セピア加工しているんじゃないんです、本当にこういう佇まいの素晴らしい場所。ここでアカデミックなデッサンができたらいいですよね。ぼくもあちこちのデサンできる場所を知ってはますが、ここは間違いなく日本では一番素晴らしい場所だと思います。

 

大阪の美術館の方や彫刻家さん、そしてなにより上手くなりたいと勉強を重ねている方々が台風の前日の雨の中、足を運んで描きに来てくれました。アタリサオリ画伯はアカデミズムをアイデンティティとしている海外にファンが多い画家ですが、この日は類は友を呼ぶという感じの参加者さんでした。

美術モデルとしては上手くなりたいという気迫の中で立つのが一番やりがいのある、素晴らしい時間です。

 

ポースですが、同業者モデルへの業務連絡として報告しますと、『肩幅に立脚のうえ7対3のコントラポスト、肋骨を左旋回約20度、左肩をやや後傾し反対側の右は体幹の縦線を底辺とした三角形を形成、下顎は北西30度にあげ目線はその延長に固定。左旋回の中で右つま先をやや右に向け、そのバランスで右膝関節をやや曲げる、という造形。立ち方はロードーシスとカイホーロードーシスの中間』

ただ立っているだけと見える人は人のカタチの観察力が不足してますネ、海斗の美術解剖学講座に出て勉強しましょう(笑)

 

さて、皆さんの作品を掲載いたします;

  

   

   

20分X8ポーズ=160分と言う短い時間で描きました。見えているもの、見えていても表現ができないもの、みなさん課題を得たことでしょう。うなくなってゆく絵描きを見ていることは本当に楽しいものです。