2018年06月24日

 美術解剖学レポート

【胴体】のレポート ~ 海斗LIVEセミナー

6月の第3土曜日、海斗の美術解剖学LIVEセミナー【筋肉と骨】、の第2回は「胴体」をテーマとした回でした。

満席の予約をいただき、10時から17時までぶっ通しのいつもの時間割でスタートしたセミナーは今回も熱気があふれました。

 

皆さんが見ているのは「鎖骨」です。男女の鎖骨には大きな違いがあります。参加者の皆さんはそのカタチとその理由を知りました。後ろからこうして見たら、肩甲骨の位置はどうなっているでしょうか、またそれはなぜでしょうか。

 

少し肩をすくめてみました、この時に鎖骨の下に出る「鎖骨下三角」の観察です。

 

胴体の姿は、骨盤の知識なしには語れません。姿勢とはどこから来るのか。まずは全体論の説明とその観察の様子です。

 

女性の骨盤についての説明のあと、女性モデルの上前腸骨棘(ASIS)を触って確認します。これは、リアルに表現する際には絶対に落としてはならないポイントですね、女性の場合は。

 

その上前腸骨棘、男性の場合は見えません。どこにあるのか、仰向けになって説明です。また、腹直筋の見え方はこれも男女は大きく違います。仰向け、つまり引力のかかる方向を体に対して垂直にすると男女の性差はより分かりやすくなります。教科書と照らし合わせて、確認、確認、確認。。。。

 

次回は7月14日で、『腕と掌』をやります。腕なのでモデルのヌードはない?いえいえ、腕は背中と連動しているパートですから、腕だけ知っていても人間は描けません。開催要領はこちら。 あいにくすでに満席になっていますので、キャンセル待ちになりますがよろしければエントリーください。